ハムスターにとって食事をすることは、生きていく上で絶対にかかせないことです。とても当たり前なことですが、その食事のさせ方次第では肥満の原因になったり、栄養の偏りによって病気を引き起こしてしまったりもします。
市販のハムスター用の餌として販売されている物の中には、主食として与えるべき餌、逆におやつ代わりに与える餌などがあります。もし、間違って主食用をおやつ代わりに、逆におやつ用を主食としてハムスターに与えてたりという失敗が無いように、餌の種類も把握しておく必要があります。
そこで、ハムスターに与えるべき餌の量と餌の種類について解説します。
ハムスターは草食性に近い雑食性の動物
ハムスターは、ウサギなどのような完全な草食性の動物とは違い、草食性に近い雑食性の動物です。この草食性に近いということで、ハムスターは野菜類(キャベツやニンジン、白菜、ブロッコリーなど)を好んで食べます。
そこで、ハムスターの主食として与えるべき餌としては、総合栄養食のペレット+野菜がいいです。
ハムスターの主食はペレットと野菜
ペレットは、炭水化物や脂肪・繊維といった、ハムスターの栄養バランスを考えて作られた総合栄養食です。そして、さらに新鮮な野菜を与えることでバランスがとれた食事になり、ハムスターにとって毎日必要な栄養を補給することが出来るようになります。
また、ペレットが主食としていい点は、硬い食べ物である点です。ペレットを食べているだけで、自然にハムスターの伸びていく歯が削れるので、歯の伸びすぎ防止にもなります。
よくハムスターの好きな物として、ひまわりの種などがありますが、これを主食として与えていると脂肪分が多い餌を常に与えた状態になり、肥満の原因になりしいては、ハムスターが病気になりやすい体質になってしまいます。
ハムスターの肥満が気になるなら、ダイエット用のペレットもあります。
主食として与えるべき餌の量
ハムスターの餌を与える量としての目安に、体重の5~10%の量を与えることが良く言われていますが、ここでハムスターの習性を考えて見て下さい。ハムスターは、餌を頬袋に溜め込んだり、巣箱の中に溜め込んだりします。
それはなぜか?
餌が無くなると生きていけない、という本来の本能が働いているからです。では、餌がたくさんある状態だとどうでしょうか?ハムスターは、餌がたくさんあることに安心して、あまり巣箱などに餌を溜め込まなくなります。
これらのことを考えると、毎日ハムスターに与える餌の量としては、食べ切れない量を餌入れに用意しておくことがいいです。
たまにおやつになる餌
ひまわりの種などは、おやつとして週に1・2回程度で2・3粒位の量を与えた方がいいです。常に与えていると、脂肪分が多いために肥満になってしまいます。
ただし、冬が近づく秋頃は少し多めに与えて、ハムスターの体に脂肪を他の時期に比べて付けさせた方がいいです。
ハムスターに与えると危険な食べ物も
ハムスターが食べると、危険な状態になる食べ物があります。しっかり、覚えて間違ってもハムスターに与えないようにして下さい。
まとめ
ハムスターの餌として販売されている物は多くありますが、まずは、主食としてペレットフードを選択し、毎日の主食として与えるのがいいです。もちろん、一緒に新鮮な野菜を与えておくと、ハムスターにとってバランスのとれた食事になり、健康体なハムスターになりやすいです。
その主食として与える餌の量は、食べきれない量を常に餌入れに用意してあげて、毎日食べて減った分だけを補充する給餌の仕方にすると、ハムスターの体調が優れない時なども発見しやすいです。
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