ペットとして大人気のハムスター。
日本には春夏秋冬があり季節毎に温度や湿度も変化するので、実際にこのハムスターが生活する上で温度変化がある事を厳しく感じています。
気温が変化する四季に合わせて、ハムスターの飼育環境を整えてあげる必要があります。そこで、季節ごとのハムスターに合った飼育環境の作り方です。
ハムスターが苦手とする環境や季節
ハムスターにとってジメジメとした湿度が高い季節はとても苦手です。特に梅雨時期などは、湿度も高くなり体調も崩しやすいです。また、真夏時もケージ内に熱気がこもりやすい状態だと熱射病になったりもします。
逆に真冬時に、室温が10℃以下になると自然と体が冬眠に備えて疑似冬眠状態にもなったりします。こうなると、ハムスターの体温が下がって仮死状態になってしまう事もありとても危険です。
ハムスターにとって、危険な状態にならないためにも室温には十分に注意する必要があります。常に室温には目を配らせて、15~25℃を保つようにする必要があります。
季節ごとの飼育環境を考える
春はハムスターにとって最適な季節
3月~5月の春は、気候も温暖でハムスターにとって一番過ごしやすい季節です。湿度も高く無く、気温も安定しているので安心してハムスターを飼育出来ます。ただし、春先の朝方や夜中はまだまだ冷え込む事もあるので室温に注意する必要があります。
朝晩の温度差が出やすい季節なので、気温が暖かくなってきたと油断して、床材の量を減らし過ぎてしまわないように注意が必要です。
夏はハムスターの体力低下に注意が必要な季節
6月~8月の夏は、ハムスターの苦手とする梅雨があり、梅雨が明けると一気に気温が高くなっていく季節です。湿度だけでは無く、気温も高くなるので熱射病などにも注意が必要です。
ケージを風通しのいい場所に設置しておかないと、熱がこもって思っていた以上に温度が高くなってしまいます。また、温度が高くなるので衛生面にも気を配らないといけないです。
飲み水は、1日2回は交換して新鮮な状態を保つ必要があります。食べかけの餌も腐ったりしないように、適宜処分していく必要があります。ハムスターの住処であるケージを置く場所にも工夫が必要です。
風通しのいい場所にケージを設置して湿度を下げた方がいいですが、どうしても風通しのいい場所にケージを設置出来ないのならば、部屋自体をエアコンで温度調節してしまう方法もあります。
秋は体力を蓄えさせて冬支度をさせる季節
9月~11月は、気温も穏やかになってきて、ハムスターが体力を取り戻す季節です。しっかりと、餌を食べさせて夏に疲弊した体力を回復させて冬に備えさせます。
餌の量も少し多めにして、特に種子類を与えて冬の寒さに備えるために皮下脂肪を付けさせた方がいいです。
冬に近づくにつれて、昼夜の寒暖差が激しくなってくるので床材も多めにして寒さ対策もしておきます。急な気温低下に備えてケージ内を暖房するパネルヒーターなどの準備もしておいた方がいいです。
冬は温度低下に細心の注意を払う季節
12月~2月は、ハムスターにとって疑似冬眠を起こしやすい季節です。室温が非常に低くなり、何もしなければ簡単に10℃を下回ります。ハムスターは、室温が10℃を下回ると疑似冬眠をしてしまうので、暖房器具を使ってケージ内の温度が10℃を下回らないようにします。
ハムスターのケージを温める暖房器具としては、ケージの下に敷くパネルヒーターなどがあります。部屋全体をエアコンで温度調節してもいいでしょう。
部屋に人がいる時は、暖房で温度が上がっていますが、人が寝る夜中などは気温も下がり室温も簡単に下がってしまいます。床材の量を多くして、厚みを増やしてあげると多少なりともハムスターが体温を保ちやすくなります。
寒くなると餌を食べる量が落ちてしまうので、種子類を多めにして体力を落とさせないようにしたいところです。
まとめ
季節毎によってハムスターの飼育環境を作ってあげる必要があります。春は特にハムスターにとって快適な時期ですが、梅雨時のジメジメした湿度が高い季節や温度が高い季節は苦手です。
また、冬は室温が10℃を下回ってハムスターが疑似冬眠状態にならないように細心の注意を払う必要がある季節です。季節ごとに床材の量を調節して、室温の管理をしてあげるとハムスターは快適に過ごせるようになります。
コメント