観賞魚の中でも有名なのが金魚で、結構飼ったことがある人も多く、身近なペットとしても触れる機会が多いです。一概に金魚と言っても多くの種類・品種があり、特徴も色々です。
金魚の種類・品種によっては、簡単に飼える金魚や飼育が難しい金魚もいます。そこで、金魚の代表的な種類・品種やその特徴を紹介します。
金魚の種類・品種の数は?
2015年現在、日本観賞魚振興事業協同組合が認定している日本産の品種だけでも三十三種あり、認定の可能性のある品種を含めると五十種類にもなる。これらにさらに明治以降に中国から輸入された水泡眼、アメリカから輸入されたコメットなどが加わる。
引用:Wikipedia 金魚
こう見ると金魚と呼ばれる観賞魚だけでも、かなりの数の種類・品種が存在していることになります。
世界中で親しまれている観賞魚が金魚である事がわかります。
代表的な金魚の種類とその特徴
和金(ワキン)型
金魚の原型に最も近く、フナやコイなどに似た流線形の長ものの体型をしています。
流線形の体型が表しているとおり、動きが素早く、水の中を泳ぐのが得意な種類です。
金魚の種類の中でも丈夫な種類が多いのも特徴で、金魚飼育初心者にも飼いやすい種類です。
尾びれがフナ尾だったり、三つ尾や四つ尾とシンプルな姿の種類が多いのも特徴です。
和金型の体型に属する種類には、和金(ワキン)や朱文金(シュブンキン)、コメット、地金(ヂキン)などがあります。
琉金(リュウキン)型
体長が短く体高が高く、丸物の金魚の中でも胴体がもっとも丸い体型をしています。
尾びれは、三つ尾や四つ尾、サクラ尾などの形があります。
水中のゆっくりと泳ぐ種類が多いので、泳ぎが素早い和金型の種類と一緒に混泳させると上手く餌が琉金(リュウキン)型の金魚に行き渡らない可能性があります。
出来れば琉金型の金魚なら、琉金型の種類の金魚同士で混泳させた方がいいです。
琉金(リュウキン)型の体型に属する種類には、琉金(リュウキン)やキャリコ琉金、出目金(デメキン)、土佐錦(トサキン)などがあります。
欄鋳(ランチュウ)型
丸ものの金魚ですが、体高は低めで胴体は筒形をしています。
水面から見ると小判に尾びれが付いたような体型をしています。
背びれが無く体型が丸い独特の形をしているのも特徴で、さらに体型の割りに尾びれが小さく、三つ尾か四つ尾なのも特徴です。
頭の部分の肉瘤も鑑賞する上でのポイントになり、その肉瘤の付き方で細かく種類が分かれていきます。
欄鋳(ランチュウ)型の体型に属する種類には、欄鋳(ランチュウ)や南京(ナンキン)、水包眼(スイホウガン)、江戸錦(エドニシキ)、桜錦(サクラニシキ)、頂点眼(チョウテンガン)などがあります。
オランダ獅子頭(オランダシシガシラ)型
琉金(リュウキン)型よりもやや胴体が長めの丸ものの金魚です。
顔は琉金(リュウキン)のように尖っておらず、頭の部分に肉瘤があるのも特徴です。
尾びれは、三つ尾や四つ尾、サクラ尾があります。
体型からわかるように、素早く泳げないので泳ぎの素早い和金(ワキン)型の金魚と一緒に混泳すると餌が行き渡らない場合があります。
オランダ獅子頭(オランダシシガシラ)型と泳ぎが素早い和金(ワキン)型の金魚同士の混泳は、餌の問題などから不向きな組み合わせになるので、オランダ獅子頭(オランダシシガシラ)型との単独飼育がいいです。
オランダ獅子頭(オランダシシガシラ)型の体型に属する種類には、オランダ獅子頭(オランダシシガシラ)や東錦(アズマニシキ)、青文魚(セイブンギョ)、丹頂(タンチョウ)などがあります。
まとめ
観賞魚の中でも有名なのが金魚で、結構飼ったことがある人も多いのではないでしょうか。
ただ、一口に金魚と言っても多くの種類・品種があり、和金(ワキン)型・琉金(リュウキン)型・欄鋳(ランチュウ)型・オランダ獅子頭(オランダシシガシラ)型に大きく分ける事が出来ます。
泳ぎが得意な種類や逆に苦手な種類がいるので、それによっても飼育スタイル自体も変わってきます。
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