メダカと言ったら小学生の頃などに理科の教科書などで見たことがあるメダカを思い出しますが、今ではそのメダカも品種改良されて色々な品種のメダカがいます。
白や赤はもちろん、青に透明、出目のメダカなど、たぶんこんなにメダカにも種類がいるのかと思う位です。
そんな色々な種類がいるメダカの中で、特に有名で定番の種類のメダカを紹介します。
黒メダカ
通常、メダカと言えばこの後に出てくるヒメダカを想像してしまいます。
その理由としては、小・中学生の頃の教科書に出てくるメダカの色がヒメダカの色になっているからでしょう。
しかし、本来昔からいる水田や池など野生の自然環境に生息するメダカと言えば、この黒メダカになります。
黒メダカと言いますが、実際には体色は黒っぽい位です。もちろん、地域によって個体差がありますが、黒のような茶色のようなメダカになります。
観賞用に品種改良されているその他のメダカのルーツをたどると、この野生の黒めだかにいきつきます。
残念なことですが、昔は水田や池などに生息していた野生のメダカですが、今では水田や池などからその姿を消しつつあり絶滅危惧種にもなっています。
ヒメダカ
メダカ原種の黄色変異個体を固定したもので、オレンジに近い体色をしているのが特徴です。
黒色素胞がないメダカがヒメダカです。
ホームセンターや熱帯魚ショップなどでほぼ販売されているので、目にする機会が多いメダカです。
ヒメダカは、観賞用として飼われることもありますが、大型魚の餌用として百匹単位で購入されたりもします。
餌用として粗雑に扱われていることもありますが、観賞用として飼育しても全然問題はありません。
簡単に繁殖もしてくれるので、数匹のオス・メスがいたら自然繁殖して卵を水草などに産み付け、それが孵化しヒメダカの稚魚が泳いでいる姿を見ることが出来ます。
販売価格は安価ですが、オレンジに近い体色が以外と綺麗で初心者にも飼いやすいメダカです。
白メダカ
白メダカという名前のとおり、その白い体色が人気のメダカです。こちらの白メダカもホームセンターや熱帯魚ショップなどで良く目にする機会が多いメダカで、割と手頃な価格で販売されています。
黒色素胞が無く黄色素胞が発達していないので、全てが真っ白で目が赤いアルビノメダカと違い、目が黒くてとても丈夫な飼いやすいメダカです。
通常のメダカを鑑賞する場合、睡蓮鉢などに入れて上から鑑賞するのが一番綺麗にメダカを鑑賞出来るスタイルですが、白メダカの場合その白い体色からガラス水槽などで飼育して横面から鑑賞するのも綺麗に見えていいです。
黒い睡蓮鉢や黒い水槽で飼うと、白い体色が水槽内に映えて非常に綺麗です。
繁殖自体も割と簡単に出来るので、白メダカの子孫をさらに増やしていくことも楽しめるメダカです。
初心者にもオススメな種類のメダカです。
青メダカ
ヒメダカと違って、黄色の色素胞が無く、体色が青みを帯びて見えるメダカが青メダカです。
青メダカは、改良品種のメダカの中でも人気の定番メダカです。
青メダカと聞いて、真っ青なメダカを想像するかもしれませんが、実際は淡い色合いの体色です。
体色の発色の度合いなどには個体差がありますが、青メダカは群れで飼うとより魅力的な色合いが楽しめます。
特に睡蓮鉢に群れで飼い上目から鑑賞すると、その淡い体色が青っぽく輝き非常に水中で映えるメダカです。
実際の飼育自体は、難しいことも無く販売されている価格も安価な部類になるので、複数匹まとめて飼い繁殖自体も簡単に出来ます。
初心者にもオススメな種類のメダカです。
楊貴妃メダカ
楊貴妃メダカは、朱色の体色が美しい品種で、近年人気となっている改良品種のメダカです。
ヒメダカよりも濃い朱色の体色は、メダカブームの火付け役となったメダカです。
その名の通り、鮮やかな朱色の発色がとてもきらびやかな印象で、朱色の濃さが違うものや白い斑のあるものなど、その体色にも様々なバリエーションが有るのも人気の理由となっています。
稚魚の頃は、あまり体色が着色していませんが、成長するほどに朱色が濃く発色するため、成長させる楽しみもあります。
ホームセンターや熱帯魚ショップでも目にする機会が多く、比較的丈夫なので初心者にも飼いやすい品種です。
まとめ
メダカと言ったら小学生の頃などに理科の教科書などで見たことがあるメダカを思い出しますが、今ではそのメダカも品種改良されて色々な品種のメダカがいます。
白や赤はもちろん、青に透明、出目のメダカなど、たぶんこんなにメダカにも種類がいるのかと思う位です。
今回紹介した、黒メダカ・ヒメダカ・白メダカ・青メダカ・楊貴妃メダカ以外にも、幹之(みゆき)メダカ・アルビノメダカ・パンダメダカ・出目メダカなど他にも多くの種類のメダカが品種改良されて誕生しています。
コメント