子猫用の餌は、成長によって種類別に与える必要があります。よく牛乳などを直ぐ与えたり、ドライフードを食べさせたり間違った餌のやり方をすると、子猫の体調が悪くなってしまう場合もあります。
子猫には子猫用の餌があるので、キチンとした量をあらかじめ調べて与える必要があります。そこで、子猫に与えたいおすすめの餌や選び方のポイントを解説していきます。
生後2ヵ月位まで子猫用のウエットフードを与える
子猫の餌は生後何か月かで変わっていきます。生まれたばかりの授乳中の子猫を育てることはそんなにないので、生後1ヵ月位を想定して考えた場合、子猫に与える餌は離乳食として子猫用のウエットフードを与えるのがポイントです。
餌の選び方は、子猫用の缶詰やレトルトパックを利用した方が簡単で済みますが、自分で作ることも簡単にできます。代用で猫用のドライフードやウエットフードに、暖かいミルクを入れてふやかして食べさせてあげてもいいでしょう。
上記の方法は、子猫用のウエットフードが切れた場合、急場をしのぐためには便利な方法ですが、普段は子猫の栄養面を考えてあげて、子猫用の餌を与える方が望ましいでしょう。
ある程度固形の食べ物に慣れてきたら、ドライフード変えるための準備として、ドライフードにお湯だけ入れて食べさせます。ドライフードの味を覚えて、慣れてもらうためです。そのあとは徐々に水分を減らしていきます。
生後2ヶ月までの子猫で必要な餌の量は、大体25グラム~35グラムくらいなので、1日4回くらいに分けて徐々に増やしてあげましょう。
生後2ヵ月位から子猫用のドライフードに変えて与える
生後2か月になったら水分を含んだ餌から、水分のない子猫用のドライフードに変えて食べさせていきます。1日3回に分け、成長に応じて徐々に増やしていきます。専門家の目安に従うと、猫の体重が100グラムに対して餌の量が5グラム位だそうです。
しかし、いちいち猫の体重を測って餌を与える人は、そう多くないと思われます。
おすすめの餌の与え方は、大まかな目安として生後2ヶ月で35グラムが必要であれば、6ヶ月までは1ヶ月ごとに15グラム増やすのがポイントです。
6ヵ月を過ぎたあたりで、餌の量を90グラム位にして1才まで与えます。1才になったら成猫になるので、餌を成猫用に変えてあげます。大人の猫になっても体重の管理をしてあげて、餌の調整をすることが大切です。
子猫用の餌は栄養が高い
子猫用のドライフードは値段が高く、量が少ないと言われています。なぜなら、成猫用と違い子猫用のドライフードは、栄養価が高いためです。成長する段階で必要とするエネルギーを補給するため、子猫用に作られたドライフードだからです。
また、子猫用なので粒も小さくなっていて、子猫には食べやすくなっています。子猫用は値段が高いし、ペットショップなどの専門店でしか、なかなか買えないと思われる方もいますが、成猫用を子猫に与えて絶対ダメと言う訳ではありません。
子猫用のドライフードやウエットフードが切れて、買いに行く暇がなかったりする場合もあります。そんな時には、代用として成猫用のドライフードを細かく割ってあげたり、ウエットフードを与えたりして補ってあげても良いのです。
ただ、なるべく早く子猫用に戻してあげた方が、栄養面を考えたら子猫にとっては良いでしょう。
ウエットフードは与え過ぎに注意!
缶詰やレトルトパックに入ったウエットフードは、成猫用はもちろん、子猫用も販売されています。ドライフードより食いつきが良く、猫にとってはご馳走のようでよく食べてくれるようです。
しかし、ウエットフードはドライフードより何倍もカロリーが高く、よく食べるからと言って与え過ぎると肥満になってしまいます。そのうえ、ドライフードを食べなくなり、ウエットフードしか受け付けなくなる悪循環になる事もあります。
ウエットフードは栄養補助として考え、生後2ヵ月を過ぎたらドライフードを食べさせた後、毎日ではなく数日おきに与えましょう。上記でも述べましたが、可愛いからとか、猫が欲しがるからと言って餌の与え過ぎは慎むべきです。
特にウエットフードの与え過ぎは、猫が肥満になり病気になってしまうリスクが高くなります。自分の猫が可愛いと思うならば、餌の管理をしっかりしてあげることが猫にとっても大切なことです。
まとめ:1才まではこまめに餌の管理をしましょう
子猫のうちは身体が弱く、おなかも直ぐに壊してしまいます。毎日与える餌の量を管理して、猫の体調に気を使ってあげます。1才を過ぎたら成猫となり、大人の猫の仲間入りと言え、1日に食べる餌の量も安定してきます。
大人の猫になっても餌の与え過ぎは勿論、避妊や去勢手術で体が大きくなったり、太ったりする場合もあります。猫の健康を維持するために、体調や体重管理をキチンとしてあげましょう。
更新日:2023/02/15
コメント