常に人間と触れ合って飼われているネコは、ある程度は人間に慣れているので警戒心が薄れて、飼育者である人間によって来ますが、あまり人間と触れ合っていなかったネコは、人間が側に寄ってくるだけで、相当警戒をして離れようとします。
いかに警戒心を持ったネコを人間に懐かせて、警戒心を薄れさせれるかが鍵となってきます。そこで、飼い主を警戒しているネコを安心して馴れさせる方法です。
ネコの習性を利用する
人間に対して警戒心が強くなっているネコを馴れさせるには、まずは、ネコの習性を理解してそれを利用する必要があります。
ネコを馴れさせるのに必要な習性は、
といったことです。
これらの3点の習性を利用して、飼い主である人間に馴れさせていけばいいです。
ネコを馴れさせる3ステップ
先程の3つのネコの習性を利用して、徐々に警戒心を薄れさせて馴れさせていきます。
ネコの鼻先に箸でエサを与える
「目の前に尖った物が近づくと、ニオイを嗅いでエサかどうかを確認する習性」を利用して、エサを与える時にエサ入れに入れて与えるのでは無く、割り箸などでエサを鼻先に持っていって与えるようにします。
これを繰り返していくとネコは、エサを与えている飼い主のことを覚え始め、危害を加える外敵としてでは無く、エサを与えてくれる人として認識し始めます。
この期間がどれ位掛かるかは、個体差があるので一概には言えませんが、1週間程で次の触るステップに行けることも。
ネコがニオイを覚えた指や手で触る
次に、「ノドや耳の周りなどを撫でられると気持ちがいい。」という習性を利用します。飼い主の指や手のニオイを覚えてきたら、ネコのノドや耳周りをその手で撫でてあげるようにします。
エサを与えてくれる飼い主の指や手が、ネコ自身に危害を加える物では無いと認識させる必要があります。
少しでもこのノドや耳周りを撫でる事に抵抗したら、撫でることを止めて根気強く時間を置きながら触るようにします。
そして、ここまで来たらネコの頭や体を触ったりして、警戒心を解く次のステップに進みます。
ネコの頭や体を撫でる
最後に、「頭などを撫でさせるようになると、相当警戒心が薄れている」という習性です。飼い主の指や手に馴れてきたら、今度はネコの頭や体を撫でるようにします。
ここまでくると、抱っこされたりするのを嫌がっていたネコを抱っこしたりする事も出来るようになっているはずです。
まとめ
警戒心が強い状態のネコを無理に触ろうとすると、威嚇してみせたり逃げたりといった行動をとります。
しかし、ネコの習性を利用して飼い主である人間が危害を加える物では無いと認識させたら、抱っこをしたりする事も出来るようになります。
その為には、ネコの3つの習性をしっかりと理解して、それに沿って馴れさせていけばいづれ抱っこしたりする事も出来るようになります。
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