可愛い猫ですが、いざ飼ってみると何かと困ることも出てきます。ストレスなく猫と生活するためには、あらかじめ猫の困った行動に対する知識を持っておくと良いです。
飼い猫にありがちな飼い主が困る行動の事例と、その対処法について解説します。これから猫を飼いたいと思っている人や、既に飼っていて困っている人は参考にしてみて下さい。
あまりにも飼い猫がミャーミャー鳴く時はどうしたら良いの?
猫を飼い始めたものの、予想以上にミャーミャーと鳴くことが多くて困ることはありませんか?可愛い鳴き声も、あまりにも大声でしつこくなると飼い主も疲れてしまいますし、近隣にも迷惑になる場合もあります。
そもそも猫は、なぜ鳴くのでしょうか。考えられる原因として、ひとつは何かしらの体調不良が考えられます。もうひとつは、人間の子供と同じでかまって欲しい表れです。しつこく鳴くときはこのどちらかの場合がほとんどなので、原因を取り除くことで解決します。
- 体調不良の場合
- かまって欲しい場合
猫が体調不良かどうかの見分け方
猫の体調不良を見つけるには、猫の体をチェックしたり尿や便を見てみましょう。体にやけどや傷を負っていて、しつこく鳴いているのかもしれません。また、食欲がないときも注意が必要です。
体調不良では無い時は甘えている
体調に問題がないならば、飼い主に甘えたくて寂しがっている可能性が高くなります。最近家を留守にすることが増えていないでしょうか。猫とのコミュニケーションが減ってはいませんか?猫とスキンシップをはかる時間を多めにすることで、鳴く頻度も減っていくことでしょう。
テーブルの上に乗るのをやめさせるには?
猫は高い所が好きですよね。家の中でも、テーブルの上にすぐに乗ってしまう猫も多いものです。勉強机などは猫が乗っても問題ないかもしれませんが、多くの飼い主が困るのは食事をするテーブルに乗られることです。
特に、放し飼いをしている猫の場合、足が汚れているので不衛生ですよね。飼い主がいるときは注意してやめさせることができても、留守にして帰って来たらやはり食卓の上に乗っていてストレスを感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
テーブルに乗る困った行動をやめさせるには、テーブルを揺らす方法があります。すると猫は、地震が起きたのかと思って、びっくりして飛び降りるでしょう。
食卓に乗ってはいけないことを、猫に上手に学習させてみましょう。
綺麗好きなのか?毛繕いばかりする行動をやめさせたい!
猫は毛繕いするのが仕事のようなものです。けれども、あまりにも毛繕いしすぎて、剥げてしまう猫もいます。出血や皮膚のただれが生じることもあります。
猫が過剰に毛繕いをする場合は、ただの習慣だけではありません。皮膚病にかかっているか、ダニが発生している可能性があるので病院に連れていきましょう。
皮膚病で痒みがあるために、必要以上に毛を舐めているのです。さらにもうひとつ、考えられるのがマスターベーションです。もしも、おっぱいの辺ばかりを舐めているなら、その気持ち良さを覚えて自慰行為をやめられなくなっているのでしょう。
その際は、猫が気分転換できるように、おもちゃで遊んであげたりすると良いです。
外で捕まえた動物を連れて帰ってきてびっくり!
飼い猫を、自由に庭などへ遊びに行かせている人もいるでしょう。ところが突然、猫が外で捕まえたバッタやカマキリなどを連れて帰って来て、驚いたことはありませんか?ひどい時は、ゴキブリや鳥の死骸を捕まえてくることもあります。
飼い主としては茫然としてしまいますが、猫にとっては自分が獲物を捕まえたことを飼い主に見せて褒めて欲しい行為です。もしくは、飼い主に対して母性本能を抱き、飼い主のエサとして持って帰ってくるとも考えられます。
猫にとっては、まったく悪気はありません。獲物を獲る能力がある優秀な証拠です。けれども、飼い主にとっては迷惑な話ですよね。外から獲物を持って帰ってくるのをやめさせるには、室内飼いにして放し飼いにしないことが賢明です。
けれども、最初から放し飼いにしていた場合は、外へ出さないようにすると猫はストレスで鳴いてしまいます。放し飼いにできない場合は、猫の首に鈴を付けるのです。そうすると、鈴の音で虫や動物は逃げてしまい、猫が思うように捕まえることができなくなるでしょう。
動物病院で暴れてしまう時の対処方法!
可愛い猫の体調が悪くなったら、飼い主は不安です。すぐにでも、動物病院に連れて行く人が多いでしょう。ところが、いざ診察室に入ったら大暴れして困ることがあります。先生が診ようとしても、鳴き暴れるので思うように診察ができません。
きちんと診察してもらわなければ、もしも重大な病気にかかっていても分かりにくいです。検査もやりにくくて、治療がスムーズにいかないですよね。
動物病院で暴れる猫は、何かしら過去のトラウマを抱えているケースが多いです。体を触られて苦痛な思いをしたことがあるなど苦い経験があり、病院に行くとそれを本能的に思い出してしまうのです。
まずは、病院や先生に対する苦手意識をなくすことから始めてみましょう。病室でおもちゃで遊んだり、おやつを与えたりするのも対策方法です。それでも暴れるのであれば、思い切って転院すると落ち着くこともあります。
まとめ:きっと対策方法はあるはず!諦めないでペットショップや動物病院などに相談しよう
猫の困った行動に、頭を悩ませている飼い主は意外と見られます。けれどもほとんどの行動は、何かしらの対策があるものです。1人で悩まずに、ペットショップや動物病院で相談してみましょう。
そして決して焦らずに、対策方法に取り組むことが大切です。怒鳴っては、余計に状況が悪化するばかりです。可愛くて飼い始めた猫ですから、猫の気持ちになって解決していくべきです。
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